皆さん、こんにちは。株式会社CANVASの安田です。
しばらくブログもお休みしておりましたが、新しい形で再開したいと思います。
当社は2015年に起業して以来、色々なチャレンジを続けながら、日本や地域・企業の未来に繋がるものを「創」ってきました。
そしてこれからも各分野の第一線で活躍されている政治家や経営者の方々と連携して、様々なプロジェクトを創っていきたいと考えています。
こちらのブログは、いつもお世話になっている方への近況報告と、まだ出会っていない方への名刺代わりに。
現在、国内外で進めている様々なプロジェクトで体験したことや感じたこと、学んだこと、考えていること等を発信していければと考えています。
また表題の一月三舟は生前にお世話になった岩國哲人先生が書籍のタイトルとしても用いられていた仏教用語です。
(一つの月も、止まっている舟、北へ行く舟、南へ行く舟から見るとそれぞれ異なって見えるように、人はそれぞれの立場により仏の教えを異なって受け取るということ。)
日本や地域の未来を良くしていきたいと願う、たくさんの立場の違う皆様と出会い、それぞれの角度から月(真理)を見ることで、共に成長し、より良い未来を創っていきたいと思います。
当社は京都・東京を拠点に活動する小さなベンチャー企業で、「日本・地域・企業の未来を共に創る。」をコンセプトに2015年から活動を展開しています。
「日本・地域・企業の未来を共に「創る」。
①日本:国内と海外から日本の未来を創る。
②地方:地方創生により、地方の未来を創る。
③企業:経営者と共に企業の未来を創る。
④家庭:安寧な家庭から地域を創る。
⑤人:健康・健全な心と身体を創る。
個人の健康や家庭の安心から、企業の売上向上や組織づくり、地方創生や、外国との交易まで幅広く展開しており、すべてのプロジェクトを信頼できる外部のパートナー(政治家・経営者・大学などの研究機関・地域団体など)と連携して、未来に繋がるものを「創」っています。
例えば、海外の大使館や企業などと連携して日本のものや文化を世界に向けて発信したり(日本)、自治体や地元の企業と連携して地域発展のための取り組みを行ったり(地方)、想いのある経営者と共に企業の新規事業を創ったり(企業)といったイメージです。
また私は日本・地方・企業などの「社会的」な大きな枠組みを動かして良い影響を与えていくには、個人や家庭などの「プライベート」の側面が特に大切だと考えています。
(当たり前ですが、個人の心身の健康や、家庭の環境が崩れていると、一時期は社会での活動の調子が良くても長続きしないですよね。)
【個人(プライベート)から社会(ソーシャル)への意識の広がり】
個人→家庭→地域→企業→地方→日本
こうしたことを意識して活動していると、有難いことに自分自身の家庭も整っていき、政治家や経営者など組織の長の方、若手起業家や学生、近所のご夫婦、小学生、地域のおじいちゃんおばあちゃんなど幅広い方達と仲良くなり、深いお付き合いをさせていただくことが増えました。
このような考え方は企業経営や、地域や地方というコミュニティ運営の中でも、徐々に確実に良い効果を与えてくれます。
経営者が公の意識を持って、会社の利益だけでなく、従業員の心身や家族のこと、地域のことまで意識することが出来るようになると、自然と会社の雰囲気も良くなるし、業績も良くなる。
企業が本社や支社を構えている地域や近隣の住民、その地域の氏神やその地域を開拓し発展させた先人の存在、今後の地域の発展にまで意識を向けることが出来ると、生かされていることがわかり感謝が芽生え、より深いレベルで企業のミッションに向き合うことができる。
一方で、少し前の欧米の経営学が主流だった頃の名残で、会社の利益ばかりを追求して、従業員を材料のように考えている会社も存在します。
このような会社は常に人の入れ替えも激しく、社員のモチベーションも低い組織か、狩猟型のガツガツした営業ばかりの会社になってしまい、経営も不安定になります。
よく「経営は人」だと言いますが、色々な会社を見てきて、経営者を見てきて、本当に会社は経営者の考え方や器次第だと感じます。
国際情勢が日々変化する中、国際的な流れも理解して会社の舵取りを行いながら、いつの時代にも通じる原理原則を持って経営する会社。携わる人を育成し「人物を輩出」する会社が理想と感じ、いつも経営者の皆さんと話し合いながら、磨き合うことにしています。
私は企業が新規事業をおこなう意義は「企業の目的を達成するために、変化できる組織を創る。」ことだと感じています。
クライアントと当社の独自性をそれぞれ繋ぎ合わせて、ジャズのライブのように新しい事業を創り出していく。
企業が大切にしてきた経営理念を大切にしながら、新しい取組みをおこなうことで、新しい発見を常に行いながら、自分たちの存在意義をより深く見つめていく。
そしてプロジェクトの中では経営理念を深掘り、新しい事業を立ち上げ収益化しながら、新しい組織のリーダーを育てていくことを大切にしています。
新しいチャレンジは、プロジェクトの成功・失敗に関わらず、確実に企業に成長をもたらします。
そして、新しい事業を立ち上げて収益化していくために、共に考え、共に行動し、共に悩み、出来るまでやり切る実践から、変化出来る柔軟な組織となり、従業員がのびのび伸びていく環境を創ることができます。
従業員が共に事業の0→1を体験することで、答えのない企業経営を体験することができ、外部環境の変化にも強い組織になります。
新しい事業を立ち上げる過程で、深い学びと成長の機会を得るのです。
経営はよく1勝9敗と言いますが、そのフロント(0→1)にあたる新規事業を成功させていくことも非常に難しくて、目の前の課題に呑まれず、やり切る強さが求められます。
設立からの9年間で、自社で9件、クライアント企業とのコラボで18件。合計27件の新規事業を立ち上げてきた当社でも約50%の成功率ですが、野球の打者が3割打てば合格点といったように、新規事業を構築していく上での大まかな打率は確実にあると感じています。
(プロジェクトが失敗する要因については改めて別の所でお話したいと思います。)
ただし、新規事業を立ち上げていく取組みを通じて、成功するまでやり切ることや、新しいことにチャレンジすることから得られた経験には計り知れないものがあります。
経営者は企業の目的を実現するために、とにかくチャレンジしてプロジェクト成功の打率を上げる、成功するまでやり続ける気概が必要だと考えています。
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長文をご覧いただき有難うございました!
次回は、過去に体験した「致命傷の大失敗と奇跡の生還。」をテーマについて書いていきたいと思います。
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