当社では2015年の設立以来、自治体や企業と連携し、9年間で様々な新規事業を立ち上げてきました。
新しいチャレンジは、確実に企業や組織に経験・学びと成長をもたらします。
「日本・地域・企業の未来を共に創る。」をコンセプトに、今日も政治家・経営者の皆様と共に新しい未来を創っています。
(過去の活動はこちら)
https://drive.google.com/file/d/1pmlvAXUPlkBm1VCgadpoOi55_am36G3h/view?usp=sharing
私は2018年から失われてしまった日本文化を再興するプロジェクトに参画させていただいています。
その日本文化は近江商人の「三方よし」などに代表される「商人道」という考え方で、「武士道」が武士(政治家)の心得であったように、「商人道」は商人(経営者)の心得として日本人の考え方の原理原則でした。
日本企業が世界で一番長寿であったり、江戸時代に二宮金次郎が貧しい約600の村を再興したり、戦後の焼け野原から世界第2位の経済大国にまで成長できた理由が商人道にあります。
当社でもこの商人道を企業経営に活かすことが、経営者・従業員・お客様・世間にとって最善であると考えて、クライアントの企業経営にも取り入れていただいています。
本日のテーマにも少し触れていますので、是非ご覧いただけると嬉しいです。
本日から、新規事業を創る上で重要になるポイントをお伝えさせていただきます。企業経営や組織運営にも活用できる内容だと思いますので是非ご覧ください。
本日のポイントは「スピリット」と「六方よし(三方よしを発展させたもの)」という原理原則です。
わかりやすくいうと、以下のようなイメージです。
◾️素直に日本人らしい精神を大切にしていますか?
◾️世の中の原理原則に沿って生きていますか?
◾️自分・相手・世間のみならず先人に感謝しながら、未来を創っていますか?
文章にすると当たり前のことに感じますが、経営者の心の持ちようが現実の世界に大きく影響するため、この原理原則と丁寧に向き合うことが大切だと感じています。
一過性の成功ではなく、継続的に事業を成功させ続けることが出来る経営者は、例外なく素晴らしい精神や人間性をお持ちです。
以前は一時的にでも金儲けが上手ければ、プライベートが破綻していたり素行が悪い社長でも、「成功している社長」と周囲からもてはやされる時代もありました。
しかし、現在では大衆の意識も大幅に成長して、お金や財産などの目にみえる表層的・物質的なものから、「貢献」や「繋がり」など目に見えない深層的・精神的なものが大切だと理解されている時代です。
また、企業経営も、昭和のように従業員を資源として「使う」時代から、従業員と価値観を共有しながら一緒に「創る」時代に変化し、企業利益のみでなく、従業員の人生や家族・地域の幸せまでに意識を広げて経営していくことが求められています。
新規事業を立ち上げるにあたっても、「何のために事業を立ち上げるのか?」「どんなスピリット(精神性)を持って事業をおこなうか?」によって得られる成果が180度変わってしまうため、すべての根幹となるスピリット(精神性)を磨き続ける必要があるのです。
では我々はどのような指針を持ってスピリット(精神性)を磨いていけば良いのでしょうか?その大きなヒントが近江商人の「三方よし」などに代表される「商人道」にあります。
日本は現在、資本主義を経済思想の中心に動いていますが、従来は日本の風土や文化から育まれた日本独自の経済思想を持っていました。それが商人道として「道」のレベルまで昇華され、大衆の経営者の指針となっていました。
商人道の詳細についてはここでは触れませんが、西洋の資本主義が合理性をベースに経済思想を構成しているのに対して、商人道では渋沢栄一の「論語と算盤」に見られるように「道徳」と「合理性」を共に追求している特徴があります。
道徳を磨くことによって、江戸時代の商人(経営者)は非常に徳が高く、財をなして、名を成してからがスタートでした。
そして、旦那衆と呼ばれる街のリーダーが、子供の教育をしたり、町人の仕事の面倒を見たり、お金を出し合って小学校や橋を建てる公共事業を行ったり、地域の文化財を保護したりという、公益性の高い価値観を持ち、自社だけではなく、地域や未来を創る活動を日本中で展開していたのです。
この商人道は江戸時代に京都の石田梅岩によって始められ、二宮金次郎によって完成されました。
江戸時代の大飢饉の際には二宮金次郎が貧しい600もの村を再生させたことから、明治時代に入ってからも西郷隆盛と渋沢栄一が商人道を残すために活動するも、政府によって西洋化に一本化され、日本は西洋の資本主義に切り替え経済の仕組みを整えることになるのです。
戦後は商人道はトヨタや松下電器、ワコール、SONY、京セラの創業者を中心に引き継がれ、焼け野原から「JAPAN as NO.1」と世界2位の経済大国に発展する礎になりました。
現在は空白の30年と言われるように海外からの様々な介入もあり、日本人の大切にしてきた価値観が失われてしまっています。
「六方よしの経営」では日本人がこれまで大切にしてきた考えに立ち返って、より良い未来を創るために企業経営を行っています。
①自分よし
②相手よし
③世間よし
④伝統よし
⑤環境よし
⑥未来よし
六方よしの深い部分はここでは書ききれませんが、経営者の考え方が組織に伝播し、社会に伝播していきます。
先人が命懸けで次に繋いで下さった日本人のスピリットに立ち返って、経営者が学び合い、団結してより良い未来を創っていきましょう。
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長文をご覧いただき有難うございました!
次回は、「新規事業成功のポイント②〜ジョイントベンチャー方式〜」をテーマについて書いていきたいと思います。
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【当社のコンセプト】
「日本・地域・企業の未来を共に「創る」。
①日本:国内と海外から日本の未来を創る。
②地方:地方創生により、地方の未来を創る。
③企業:経営者と共に企業の未来を創る。
④家庭:安寧な家庭から地域を創る。
⑤人:健康・健全な心と身体を創る。