社長のブログ

一月三舟(2)〜致命傷の大失敗と奇跡の生還。〜

当社では2015年の設立以来、自治体や企業と連携し、9年間で社内外あわせて27件の新規事業を立ち上げてきました。

新しいチャレンジは、確実に企業や組織に経験・学びと成長をもたらします。

「日本・地域・企業の未来を共に創る。」をコンセプトに、今日も政治家や経営者の皆様と共に新しい未来を創っています。

TOPICS

この度、首都圏・関西13支部で展開している起業家応援コミュニティ「パワーランチ倶楽部」の運営会社を2023年末を持って、当社から一般社団法人KCAに譲渡することになりました。
https://kan-cre.net

パワーランチ倶楽部は昨年に当社の新規事業として立ち上げた、成長したい若手起業家と、若者を応援したい経営者からなるビジネスコミュニティです。

2022年度に準備を進め、2023年度に支部を拡大し、0→1の段階から1→10の段階に入ったことと、組織運営に関するオペレーションの型のベースが出来上がったことから、

同じ想いを持って設立当初の形も名前もない時から携わっていただいていた一般社団KCAに移譲する形で打合せを8月頃から進めてきました。

KCAに運営母体が変わることで、KCAがこれまで培われてきたクリエイターコミュニティと起業家コミュニティのコラボができ、メンバーにとってよりワイワイ楽しく、多様性を持った交流をしていただけることを期待しています。

私も引き続き相談役のような形で運営に携わって参ります。

今後とも何卒よろしくお願い致します。

致命傷の大失敗と奇跡の生還

さて今日は非常に恥ずかしいことですが、私の過去の手痛い失敗について書いていきたいと思います。

私は2015年に会社を設立したのですが、今とは全く違う事業で起業しました。

ズバリ、店舗を持たないお花屋さんと飲食店です(笑)

新卒で入社させていただいた営業創造株式会社では会社とは何かを教えていただき、転職した株式会社インテリジェンスでは営業や人材、やり切ることの大切さについて教えていただきました。

30歳で自分の会社を起こすために、20代のすべての時間を捧げてきましたが、起業前には何で起業するかということに正直とても迷いました。


一般的には個人のそれまでの経験が活かせる分野で事業を起こすというのがセオリーだと思いますが、当時はこれまでの延長の事業であれば起業する意味がないと感じていて、チャレンジするのであればやった事がない分野でワクワクすることをしたいという思いだけがありました。

そして、そのタイミングで背中を押してもらうある出来事があったのです。

起業するタイミングで大好きだった祖母が亡くなったのですが、
最後に会えるタイミングで病院にお花を持っていくと、「あんたは人に幸せにするために産まれてきたんやな」ととても喜んでくれました。

その時に、贈っただけで幸せになる花や、美味しいと笑顔になる料理って何なんだろう?人の豊かさって何かな?と自然に幸せな気持ちになれるモノを追求していきたいという気持ちが芽生えてきたのです。

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花屋さんになるために、花屋さんに質問に行ったり、ブーケの作り方を勉強したり、仕事をしながら1年間必死に準備をして独立。

そのタイミングで古い知人から東京のお台場でテレビ局と一緒に飲食店2店舗ができるよと誘っていただき、当時勢いしかなかった私は、お花の事業が固まっていないにも関わらず二つ返事で「はい!やります。やらせてください。」と即答していたのでした。

今振り返ると本当にバカだなと思います。

結果は散々で、実力も経験も器もない状態で勢いだけでスタートしたために、雇った料理人とは喧嘩して決別するは、スタッフは定着せず士気も低い。メンバーと想いを共有することも出来ず、バイトは勝手にレジからお小遣いを持っていくはといった状態でした。

また器と経験のなさから判断を誤り、当時は救世主に見えた変な人間を入れてしまったことで組織の中はぐちゃぐちゃとなり、2店舗で約30人いた社員・アルバイトのメンバーは誰もお店に出勤しなくなってしまいました。

誰もいないお店の中で、毎日深夜・明け方頃まで一人で皿洗いをしたり、お台場にある非常に企業文化の良いのテレビ局と日々やりとりながら、当時は完全に精神・身体・資金が尽きた試練の中にいました。

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私が新規事業を創り続ける理由

今となっては、事業がうまくいかなかった理由も、失敗したポイントも理解できますが、当時の未熟な私がいつも思っていたことは「自分と同じ責任感や想いで一緒に事業を行ってくれる人がいてくれたら良いのに。」ということでした。

そしてお台場での飲食店の大失敗によって売上の立つ事業が無くなり、毎月300万円程の借金を返済しないといけない状態になって、昼は営業代行を、夜は清掃のバイトを。両親や妻にも頭を下げて、何とか生き延びる事が出来ました。

前途多難な試練の日々は続きましたが、自分の何が間違っていたのか、これから何をするべきかを考え抜いた末に導いた答えが、今行っている新規事業をクライアントと一緒に創り上げていく少し変わった事業なのです。

当社の事業もこれまでのトライ&エラーを経て色々な改善点を行っています。

◾️クライアント企業と当社のそれぞれの独自性を掛け合わせて、クライアント企業の新規事業を創る。
◾️営業代行などの下請けはしない。
◾️プロジェクトに有益な専門分野を持った事業主3名〜4名のチームで入る。
◾️チームで入った際も料金は人を一人雇うくらいの金額におさえる。
◾️プロジェクトの初めのタイミングから企業のリーダーにも入ってもらい、2〜3年で新規事業を立ち上げ、事業を引き継ぐ。
◾️我々がプロジェクトから抜けた後でも自走できる組織創りを目指す。

過去のお花屋さんや飲食店の失敗でも沢山の失敗をし、たくさんの人に迷惑もかけてしまった事もありました。

これまでもこれからもクライアントのビジョンを実現するために、改善を続けていきたいと考えています。

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次回予告


長文をご覧いただき有難うございました!
次回は、「経営者にとって一般的なコンサルが物足りないと感じる理由」をテーマについて書いていきたいと思います。
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【当社のコンセプト】
「日本・地域・企業の未来を共に「創る」。
①日本:国内と海外から日本の未来を創る。
②地方:地方創生により、地方の未来を創る。
③企業:経営者と共に企業の未来を創る。
④家庭:安寧な家庭から地域を創る。
⑤人:健康・健全な心と身体を創る。

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